七福融通まつり

「信心に希願すること、すべて満足す」

融通さまのお祭り

 七福融通まつりは、成福院の融通殿に祀られる「如意融通宝生尊(如意融通尊/融通さま)」のお祭りです。毎年4月29日に行われ、成福院では毘沙門天王御出現大祭や八千枚護摩供に並ぶ大きな行事となります。

 信貴山の御本尊である毘沙門天王が左手に捧げられておられます宝塔の中に如意宝珠が納められています。この宝珠は十方世界に光明を放ち、その光明より数多の宝財を雨が降る如く授けられ、「信心に希願すること、すべて満足す」と謂われております。『融通さまは毘沙門さまのお財布』なのです。人には分相応、不相応がありますが、融通さまは願いを意(気持ち)のままに必要に応じて融通していただけます。「融通がつく」「融通がきく」と申しますのは、融通さまから引用されました。“天下無双 日本一御利益霊験あらたかな『融通さん』”のお祭りに御参詣ください。

七福融通とは

  • 金運を融通 お金が上手く廻る。
  • 勝運を融通 運気を上げる。
  • 智慧を融通 脳の回転がよくなる。
  • 愛嬌を融通 人と上手に付き合える。
  • 良縁を融通 人や仕事、学校と良い関係ができる。
  • 子宝を融通 子どもや良い部下が授かる。
  • 長命を融通 健康で寿命をまっとうできる。

御真言

 融通さまの御真言は『オン・アラ・タンノウ・サンバン・バタラク』。お唱えする回数は、三返、七返、二十一返、百八返、千返のいずれかです。

融通宝金

 融通さまで御祈願いたしました、お種銭の五円玉とお清め香が入っております、五円玉は穴が開いておりますので先々の見通しがきき、御縁に授かり、お清め香は悪縁を清めるものです。この宝金は皆様がいったんお借りして、一年後にその御利益、成果によってお賽銭を添えて新たな宝金と取り替える習わしとなっております。宝金は金庫、もしくは貴重品を保管されます場所に置いてください。

撫で小槌

 融通行列におきまして先頭で担がれるのが「七福融通撫で小槌」です。平時は成福院の大黒さまの前に安置しております。小槌を撫でながら大黒天の御真言「オン・マカキャラヤ・ソワカ」と七返唱え、小槌を撫でられた手を頭と胸にお当てください。信心深ければ、心身に降りかかる災いを祓い、転じて福運を招いてくださいます。

当日の次第

4月29日 正午~ 宝来そば(無料接待)先着100名様
 金箔職人が散らかった金粉を集めるのにそば粉を使ったことから、金を寄集める由来にて、そばは縁起が良いとされております。融通さまにて御祈願いたしました縁起の良い宝来そばを食され、『欲は細く、願いは長く』融通さまのより豊かなご縁をいただいてください。
4月29日 14時~ 融通行列
 七福融通にあやかり、授かりを願われる、それぞれ融通善男、融通善女、融通童子が僧侶とともに信貴山内を行列いたします。出仕いただいた方には融通尊御守護一式を授与します。
4月29日 14時半~ 融通祈願祭
 祈願祭では法要が営まれます。法要後はふたたび山内を行列いたします。

 ※次第は変更になる場合がございます。

融通さま授与品

融通守り
 特にお財布の中に入れておくとお小遣いに不自由せず、使う時は死に銭を使わず、生きたお金を使い、早く戻ってくる。
七福融通縁結び守り
 左手首に巻く数珠タイプのお守りで、七色ございます。 願い事に合わせてお付けください。
  • 黄 → 金運
  • 虎目 → 勝運
  • 青 → 智慧
  • 赤 → 愛嬌
  • ピンク → 良縁
  • 白 → 子宝
  • 緑 → 長命

出仕者随時募集中

 詳しくは成福院までお問い合わせください。